先日話題になった「2019年には全てのiPhoneが有機ELになる」を受けて、有機ELって聞いたことはあるけど実際どういうものか解らないので調べてみました。
有機ELとは
有機ELは「有機エレクトロ・ルミネッセンス」の略で特定の有機化合物に電圧をかけた時に起こる発行現象のことのようです。って書いてもいまいちピンと来ませんよね。
そこで簡単にこれまでのものとどう違うかをまとめてみます。
自発光ゆえの完全な黒の再現
まぁ原理なんかさておいて従来の液晶とどう違うかと言えば『完全な黒の再現』のようです。
ひとつの画素を構成するサブピクセル自体が、それぞれ単体で独立して光る「自発光」の素子。そのおかげで「完全な黒」の再現が可能で、暗いシーンでも色純度を保つことができる。
例えば満天の星空を映したシーンの場合、液晶方式では漆黒であるべき夜空にもバックライトの光が漏れ、都会の夜空のように明るく見えてしまう。その点、有機ELなら、夜空の漆黒と星の輝きをコントラスト豊かに再現し、肉眼で眺めたようなリアルで感動的な表現ができる。
要はこれまではグレーっぽい黒で見えていた黒が漆黒の黒に変わるということですね。
薄い+低電力
従来の液晶はバックライトを当てていたのに対し有機ELは自発行なのでバックライトが不要。これから言えることはディスプレイを構造する層がバックライトが不要になるため薄くなるというメリットです。さらにバックライトが不要になれば消費する電力量も減ってバッテリー長持ちになるというメリットもあるようです。
今後のiPhone
私的には今後のiPhoneが有機ELが採用されたとして、これ以上薄くなる必要性は感じませんがバッテリーがさらに長持ちするのは嬉しいです。気がかりなのが自宅のPCは当然有機ELではないので自宅で作成した写真と有機ELで見た時にどのくらい違いが出るかという点。
こればっかりは導入されてみないとわかりませんね。
・2019年までにすべてのiPhoneに有機ELディスプレイを採用か(gori.me)