長期の連休になると海外旅行に出かける方も多いと思います。毎年この時期に問題になるのがキャリアからの高額請求。そう海外でモバイル通信を行い提携外のローミングを行った結果です。
そこで海外でも手持ちのスマホやタブレットを活用したい方にはWi-Fi端末が必須なのですが、レンタルがいいのかSIMフリー端末の購入がいいのか等の比較や使用方法、問題点等をまとめてみます。
海外モバイル通信の危険性
よく『パケ死』なんて言葉を聞きますが、海外の通信事業者に繋いでモバイル通信を行なう際に気をつけなければならないのが日本で契約しているキャリアとの対応状況です。
日本のキャリアと対応している海外通信事業者であればパケ放題に該当しますが、非対応業者の場合従量課金制に自動で切り替わります。その時電波の拾いやすい状況によって変わるわけですね。
ホテル内ではホテルが無線LANを設置していることが多いので利用には困りませんが、出かけている時に通信事業者の切り替わりは通知されるものの結構煩わしさを感じるのが現状です。
海外でモバイル通信する3つの方法
海外ローミングサービス
日本の大手3キャリアでは国際ローミングサービスを行っています。
いずれのプランも利用頻度によりますが、海外でSNSを使って友達に写真を共有したりすると上限金額になると思います。その場合端末をレンタルした場合よりも割り高になります。
また端末ごとの設定になるのでiPhone・iPadで別料金になるということも考慮しないといけません。ただホテル内にWi-Fi環境が整っていて移動時はあまり使わないよという方にはキャリアで手続きをするだけなのでおすすめです。
しかし3キャリアのモバイル通信も変わってきていて、auは『世界データ定額』というサービスを2016年7月22日より開始しています。またソフトバンクはスプリントを買収後に『アメリカ放題』というサービスも開始しています。(アメリカ放題はアメリカ本土、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島(アメリカ領)のスプリントネットワークのみでアラスカ州・モンタナ州・グアム・サイパンなど一部地域を除く)
Wifiレンタルサービス比較方法
上記ローミングサービスやWi-Fi端末のレンタルは短期滞在の方におすすめです。まさしく海外旅行向けですね。
Wi-Fi端末をレンタルした場合には2つの受取方法があって
- 端末を郵送で自宅に送ってもらう
- 空港の国際線受付の専用カウンターで受け取る
端末を郵送して貰う場合はレンタル日数が1日増えるので、よほどの事情がない限り空港で受け取るほうがお得です。受け取りは国際線のりばのエリア内に専用の受け取りカウンターがあるのでそこで名前を言って受け取るだけ(事前申込みが必要)。返却も到着ゲートと同じエリアにあるのでカウンターで返します。
有名なWi-fi端末レンタル業者はというと
では選ぶポイントですが
- 渡航先の対応状況
- 渡航先の料金比較
- 端末の保険オプション料金
- 2カ国以上の周遊プランの有無・割増率
- 受け取り・返却方法
まず会社によって渡航先ざきでの1日あたりの料金が異なります。また2カ国以上渡航する際には割増料金の違いもあるので、まずそこをチェックします。(料金シュミレーターあり)
次に端末を壊した時の保証金や前もって加入しておく保険等のチェックをします。
最後に出発する空港での受け取り・返却に対応しているのかどうかでトータルの金額が出るので検討しましょう。
SIMフリー端末の持ち込み
こちらは長期滞在の方で出張などで利用する方向けではあるのですが、一度購入すれば以後はSIMカードの購入だけで使いまわせるという利点があります。
私はHuaweiの端末を現地で購入して持っているのですが、約3倍の値段だったんですよね。しかし結構重宝しています。勿論iPhoneのSIMフリー版を購入してもいいのですが、他の端末と使いまわせれる点でWi-fi端末の購入の方がいいと思います。
iOS端末の設定
Wi-Fi端末を準備して海外で利用する際にiOS端末では設定を行う必要があります。設定を行わないとモバイル通信が行われる場合もあるので確実に設定しましょう。
設定アプリを開きます。
国内の空港についたら機内モードをONにしておきます。(最近では飛行機内で利用できるものもあり)。ついでにWi-Fi端末の設定もしておきます。
設定アプリ⇒一般⇒ネットワークより
モバイルデータ通信・4Gをオンにする・データローミング・インターネット共有を全てオフにしておきます。
これでWi-fiにしか繋がりませんからキャリアのパケットを使用すること無く海外で通信を楽しめます。
まとめ
長々と書きましたが海外でもスマホは必須のアイテムだと思います。ソーシャルの活用や訪れた場所のログを取るのにも通信環境の確保は重要。
利用方法を誤らず使ってこそ楽しめるわけですから、自分にあった方法で海外でスマホを活用しましょう。